QOUL|大学生の生活満足度調査

平成24年度「QOUL|大学生の生活満足度調査」事業内容

本事業は、厚生労働省社会福祉推進事業として平成23年度より実施しております。前年度は現役大学生2000名へのアンケートを行い、報告書を作成致しました。

この報告書の要約として、

大学生は、大学生活への高い満足度とは裏腹に、多くの大学生が将来への職業的不安を抱えている。
しかし、彼らは大学の相談機関を利用する等、不安への具体的な解決行動に向かおうとしていないようだ。

というアンケートから見えてきた傾向は、大学関係者や若年者就労支援関係者をはじめ、多方面の方々から注目を頂いております。
私たちは、上述の傾向を持つ、将来への見通しがたたず、強い不安感を抱きつつも、十分な支援を受けていない学生や、大学内で孤立し、困難状態にありながら、大学に把握されず、大学内外の支援も受けていない学生を把握することで、しかるべき大学内の支援スキームの構築をしていきたいと考えております。

そこで本年度は、現在、厚生労働省が全国116カ所で民間委託事業により実施している、地域若者サポートステーションを利用中の大卒及び大学中退者の方を対象に、前年度アンケートをベースとしたアンケートを実施し、以下のような事柄についての把握を試みたいと考えております。

1.彼らは、在学中にどのような学生生活を過ごしていたのか。
2.彼らは、いつの時点から困難な状況に陥ったのか。
3.彼らは、在学中に予防的な支援や、他者の助けを受ける機会はなかったのか。

現在お答え頂いている本年度調査結果と、前年度の結果を摺り合わせることで、今日の若者が抱える、大学在学中の困難を知る手がかりとなり、大学生及び進路未決定者への早期支援を行うための足がかりになるものと考えております。

 

アンケート結果について

平成24年度

「大卒後に就労困難な状態となり、地域若者サポートステーション(以下サポステと略)を利用することになった「大卒無業」の若者たちの、大学入学からサポステ利用までについてのアンケート及びヒアリング調査です(総回答数359名、有効回答数260名)。

彼らは、教育と雇用の接続ポイントである、就活につまずいた若者なのでしょうか?
或いは、何らかの課題を抱えた状態で大学に入学し、それを大学で(大学が)解消できないまま、社会に放り出された若者なのでしょうか。

本アンケート結果(3-5)の「就職活動で何社くらい応募しましたか?」という質問の結果、40.4%もの方が0社と解答していることを考えると、就活でつまずいたというよりも、それ以前に何らかの課題や不安を抱えたことで、就活に挑めなかったと考えることが妥当だと思われます。
そして彼らの多くはキャリア支援センターのサービスを受けていません。大学が課題や不安を抱えた学生に気づかず、彼らをそのまま社会に出してしまい、所属を失ってしまうことで、課題や不安は助長され、より困難状況に陥ってしまいます。

本アンケート結果から、主体的に学ぶ場である大学内で、非主体的であるがゆえに見過ごされてしまっている学生像が浮かび上がります。
本ページよりダウンロードいただける事業報告冊子が、学生支援及び若年者就労支援の新たな形を模索する一助になれば幸いです。

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